「良晴こそいらねぇこと氷野に言うなよ。
昨日、すげぇ露出してたんだからな」


肩丸出し、足も丸出し。

スタイルも良いためひとりで歩いていたら絶対に狙われていたことだろう。


「それは氷野ちゃん自ら恥じらいを捨てて起こした行動なんだ。それなのに颯斗ってやつは…」

「その前に良晴がいらねぇこと言ったんだろ。
氷野は真に受けるから本気でやめろ」


「とか言いつつもうこの恋は終わったようなもんだろ。好きだった男に連れていかれた場所がバッティングセンターとゲーセンとラーメン屋?

ふざけんなよ、氷野ちゃんの恋心踏みにじりやがって」


ダメだこいつ、相当怒っている。
氷野本人ならまだしも、なぜか相談相手の良晴がだ。