月のような私、太陽な君。

授業が終わり、お昼。


私と川瀬くんは席が近い。


そのため会話の内容は嫌でも聞こえてくる。


「本当かっこいいぃ〜裕人くんは、みんなの王子様じゃなくて、真矢のためのぉ王子様だよねぇ〜」



「誰の王子様ってなる前に俺王子様じゃねーよ?」


「無自覚天然タラシぃ〜?萌えるぅ〜」


うるさい。


あの甘ったるい声がイライラしてしょうがない。