月のような私、太陽な君。

「何してんの?」


「運命って信じる?」


これはノリだ。


私たちが初めて交わした会話。


コイツは絶対話しかける時「何してんの?」って声をかけてくる。


「君と俺が出会ったのは運命だと思うな」


「ハハ、何それ」


本を閉じて彼の方を見ると、そのまま通り過ぎ行ってドアに手をかける。


「帰ろうか…まだ授業始まったばっかりでしょ?」



「結局さ…」



振り返ると、意外と近くに来ていた。


「結局答えないんだ。何してんのか。あの時も今も。」


「あの時は、自然を感じてたんだよ。雨という神様の涙を。今はただサボってただけ」



不服そうに彼が私を見つめてくる。


「いっつもそうやって誤魔化してばっか。結局本当のことは言わないんだ」



「いってんじゃん本当の事。」


彼は黙ると「もう戻ろう」と言った。