「あ、いや、、」



「でもね、アンタそれは
この子が起きてる時に言ってあげなさいよ

素直にならないとお互い傷つけあうだけよ。
些細なことでも伝えあうことが大事なの。」



ゔっ、、、。

身に当てはまること過ぎて
聞き流すことができなかった。


素直に伝えることができたら

どれだけ幸せだろう、、。




「いきなりごめんなさいね、、
人様の事に首突っ込んで。


これは謝罪とお礼。」




そう言いながらマスターは私に
オレンジ色のお酒を出してきた。



「スクリュードライバー。
今夜のあなたにピッタリなお酒だわ。

いい歌聞かせてくれてありがとう。」



マスターはほほ笑みながら私にそう言ってカウンターの奥に消えていった。





ねぇ、タカ。



タカは気づいてないかもしれないけど

もう私はアナタの一挙一動に
気持ちが左右されるくらい


タカのこと好きになってるんだよ。




溢れ出そうなこの愛を
次から書く詩全部にぶつけよう。


もうアナタの為にしか書けそうにないよ。