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キーン.......



昼休みの終わるチャイムが鳴る




「あー、だるいなぁ授業」


文句を言いながら立ち上がるシンちゃん



「マリア行くぞー」


「うん、勝手に行けー」


「はぁ?何?
教室戻んないの?」


「うん、サボろうかなって」


「お前ほんと、どうしようもねぇなぁ。」



ため息をつくシンちゃんの
顔を見ながら



「だって子供だもん。
マリアはまだ子供でいいみたいだからさ。」



そう言うとシンちゃんは
額に手を当てて呆れたように笑いながら



「しゃーねぇな、
兄ちゃんがお守りしてやるよ!」


と少し嬉しそうに私の横に座り直した。



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なんだ、、。


シンちゃんも一緒じゃん。



私はシンちゃんが好きで
叶わなくてもシンちゃんの側に居たくて

離れようとしなかったけど



シンちゃんもシンちゃんで
いざとなったら私のこと


手放せないんだね



せっかく離れようと思っても
そんな素振りみせられたら

元の位置にもどっちゃうよ。




ねぇ、シンちゃん。

私たち何がしたいんだろうね、、。








そう考えながら見上げた空は

雲一つなく晴れ渡っていて



空にさえムカつくよ。