本を読み、理解しようとした。



難しくて、怖くて、投げ出したくなったけど逃げなかった。



そして指定された時間に、とわの病室へと向かった。



扉の前で息をつく。



深呼吸して、扉に手をかけた。



中に入ると彼の担当医らしい男の人が、椅子に座っていた。