泣く、なんて。 そんな人間らしい感情があたしにもまだあったのかと、驚いた。 涙なんてもの、とっくに枯れていると思っていた。 「あたし、今までずっと病院で過ごしてきた。 周りの人は心配してくれた。 だけどそれは所詮上辺の関係にすぎなくて、」 自然にあたしはとわに話していた。