玄関に入ってすぐ母の姿が見えた。
パーティードレスを着てメイクをして
準備満タンって感じ。

「優葉おかえり、少しはキレイにしてお店に行くよ。」

「わかってるよ。」

制服を着たまま慣れないメイクをして母と一緒に家を出る。
やっぱり、行き道は無言。
そりゃ喋らないとは思ってたけどさ、新しいお父さんのこと話してくれてもいいんじゃ...そんなことを考える。

お店に着いて髪を整える母を横目で見ながら中に入った。