「バッカじゃねーの」
「ええっ!?」
「別にあんたの秘密守ろうとしたわけじゃねーし、理解したわけでもねーから、勘違いすんなよ」
前髪の間から見えてくる栗色の瞳が、しっかりと私をとらえる。
私も、黙って弟くんの言葉を聞いていた。
……というか、勢いに負けて何も言葉が出てこなかった、と言った方が正しい…。
え、ところで今なんとおっしゃいました?
守ろうとしたわけでも、理解したわけでもないと?
え???
「じゃ、じゃあどうして……??」
弟くんの言葉を理解しようとしても、なかなかわからない。
難しいよ弟くん。
あ、わかった。
きっと素直じゃない性格なんだ。
だから本当は私の秘密守ろうとしてくれたけど、照れくさくて言えないだけなんだ!
「オイ」
「なあに?」
「さっきから何ニヤニヤしてこっち見てんだよキモいな」



