誰にも言えなかった本音。
すみれにすら言えなかった本音。
「……あ……っ」
少しの沈黙の後、我に返った私は慌てて自分の口を両手で塞いだ。
何言ってるんだ、私…!!
よりによってこんな奴に本音ぶちまけちゃうなんて……!!
これじゃあまた新たな弱みを握られただけじゃない、私のバカ~!!!
心の中で自分をポカポカ叩いていると。
ずっと黙って聞いていた弟くんが、こほんと軽く咳払いをする。
「っ」
もうここまできたら仕方ない。
どんなにみっともなくても、弟くんが怖くても……私のスクールライフを賭けてもここだけは譲ることはできないんだ…!!!
弟くんが何を言ってこようと、私は絶対に負けない!!
「あのさ」
―――ガチャッ
「!?」



