どうも、弟です。


「なんでって……」


応えるのに戸惑っていると。


「ふーん、秋が好きなんだ?」

「っ!!」


弟くんに言い当てられた私は何も言い返すことができず、下を向く。

恥ずかしい、恥ずかしい。

みっともない。


でも、やっぱり今の環境を、こんなことで壊したくない……。


「いっちょ前に釣り合わねー男選ぶなよ、アイツなんかやめちまえ」

「……っ」


弟くんの言葉が、胸にグサグサと突き刺さる。


やっぱり、そうだよね。

そう思うよね。



「アイツに振り向いて欲しくてそんなに努力するとかマジ意味分かんねー」


「……そう…だよね」


「は?」


スカートの裾ごと、ギュッと握りしめる。