「そういえば、アイツと同じ制服着てたなーって思い出したんだよね」
「ど、どういうこと……?」
やっと私の口から言葉が出てきた。
「路地裏」
「っ」
私の体がびくついたのを見て、弟くんはさらに口角を上げた。
「あの日路地裏でケンカしてた俺を止めたブス、あんただろ」
「……っ!!」
完全に……
バレてる!!
「気が動転してたのか、興奮してたのか知らないけど、まさか俺と秋を間違うなんてな。バカな女もいるもんなんだなって思ってたから、割とすぐ思い出したんだよねー」
やばい。
非常にやばい。
もう、弟くんにバレちゃったのは認めるしかない。
ないけど。



