いやいやいや……
笑い事じゃないでしょ!?
どう考えたって、おかしいじゃない。
だって、それは……
「卒業アルバム、アイツの部屋から持ってきた」
「……っ」
「ほら、ここ」
弟くんは、私にクラスの一人一人の顔が写っているページを見せてくる。
私が、一番見たくないページだ。
「『風晴 一花』……ってあんたでしょ?」
「……!!!」
なんで!?
なんでバレてるの!?
おかしいじゃない、この間は『あの日のブス』が私だったなんて気づいてなかったし……
そもそも『あの日』のことだって忘れてたはずじゃないですか!?
焦りと不安と恐怖と……
いろんな感情がぐるぐると胸の中で渦巻いて変な汗が出てきた。



