「わあ、リュウちゃん、ミニカちゃん! 2人とも入学おめでとう!!」


2人とも、制服が良く似合ってる!


結局、みんな白南風高校に無事に合格できて、本当によかった。

なんだかんだ冬休みも雪くんの部屋で猛勉強したもんね。

私は私で、家庭教師を無事にやりきることができたんだなあ……


「一花、私がこの学校に来たからには容赦はしないわよ! 一瞬でも気を抜かないことね!」


腕を組み、改めて宣戦布告をしてくるミニカちゃん。

私はそれにしっかりと向き合ってうなずいた。


「うん!!」

「なあ森野!雪も!あっちのクラス表見に行こうぜ!」

「ちょ…っ、ミニカって呼びなさいよリュウ!!」


リュウちゃんが、ミニカちゃんの腕を引っ張って掲示板のほうへ向かって走って行った。


「雪くん、私たちも行こう!」

「わ~」

「そんな棒読みするくらいなら何も言わなくていいから!」


私も2人を追いかけて、雪くんを引っ張る。

……あれ?


さっきミニカちゃん……リュウちゃんのこと……?