「なあに雪、この女」
「…………………」
ツインテールの、大きなリボンをつけた可愛い女の子が。
床に座ってスマホを手にしている雪くんに後ろから腕をまわして座っていた。
雪くんは、思った通り驚いたように私を見ていたけど。
「……あなたこそ……だれ…なんですか………?」
私のその言葉を聞いたツインテールの女の子は、ふんっと鼻で笑ってから立ち上がり
つかつかと私の前まで近づいてきたかと思うと、
足を肩幅に開き、手は腰に当て、自信ありげに私を見上げてくる。
私の肩に届くか届かないくらい低い身長とは裏腹に、態度はとても大きい彼女は、こう言った。
「ミニカと呼びなさい!!」



