***
「じゃあ、一花ちゃん」
「……ちょっと、ちょっと待って」
「あはは、これで7回目だ」
雪くんの部屋の前で立ち尽くす私と秋くん。
このやりとりをしたのは、秋くんによるとどうやら7回目らしい。
「……だって、いざここに来ると緊張しちゃって……」
そもそも一か月ぶりに来たってだけで緊張しちゃう。
……この部屋に、雪くんがいる。
なんて話す?
なにから話す?
この間はごめんね?
いや、悪いのは雪くんだし??
「……考えてても、無駄かも……」
「そだね、時間ばっか過ぎていくね」
隣では、秋くんが困ったように笑っている。
せっかく雪くんの部屋の前までついてきてもらったのに、いつまでもこの調子で申し訳ない……。
「……よし、頑張る…!!」
「じゃあ、一花ちゃん」
「……ちょっと、ちょっと待って」
「あはは、これで7回目だ」
雪くんの部屋の前で立ち尽くす私と秋くん。
このやりとりをしたのは、秋くんによるとどうやら7回目らしい。
「……だって、いざここに来ると緊張しちゃって……」
そもそも一か月ぶりに来たってだけで緊張しちゃう。
……この部屋に、雪くんがいる。
なんて話す?
なにから話す?
この間はごめんね?
いや、悪いのは雪くんだし??
「……考えてても、無駄かも……」
「そだね、時間ばっか過ぎていくね」
隣では、秋くんが困ったように笑っている。
せっかく雪くんの部屋の前までついてきてもらったのに、いつまでもこの調子で申し訳ない……。
「……よし、頑張る…!!」



