―準―


「準!!」


悠夜が俺に説教を始める……


「だいたいなぁ!なんで奈菜ちゃんがなれないヒール履いてくる理由も知らないんだよ!!」


俺が今日、珍しく奈菜を外でデートしようと言った。

だってずっと俺ん家とかだったから息抜きに外に出ようと考えた。。


それに奈菜もいつもより喜んでた…





なのに、怒って帰ってしまった。。


それを悠夜に話したら…


俺の家で説教だ。。


「…だって…そんなん普通考えないだろ?」


「あのな。男だったら少しくらい“あ。コイツ…俺の為にこんななれないヒール履いて来てんだな…”みたいなこと考えろよ!?」


そんなキモいこと俺が思うか??


俺は、何も言わず目でそう訴えた。。


「お前、それで何した?奈菜ちゃんに。。」


「…えっと……」


何だっけ?


「……はぁぁ。。お前一回死んだ方がいいぞ?」


……む。。


「うるせぇ!」