金に困る様な家であってはならない。

自分に好意を持たない人間であってはならない。
あぁ、撤回しよう。
自分に好意が無くたって構わない。寧ろ、何の感情も持たないでくれた方が有り難い。

自分がどれだけ馬鹿げたことをしているかくらい、分かっているつもりだ。

でも、これ以上は、疲れてしまう。



『貴方は、「人間失格」だわね』

そう言ったのは、誰だっただろうか。