夜。
独りで過ごすのも寂しいからと言って、人を呼ぶ。

「貴方、彼女いたでしょ?いいの?こんなとこに来てしまって」

「別に〜。バレなきゃいいと思うし、こないだ、振られたから、現在フリー」

「あら、そ。勿体無い。せっかく爽やかイケメンなのに」

「面白いことを言うよね、春さん」

高橋の家は、緩い。
だから、こんな夜遅くに外出出来るんだろう。

「平気なの?こんなことして」

「誰も何も言わないから」

「ふーん」