「うわぁ」

「仕方ないでしょ。あたし、馬鹿なんだから。アンタには分からないでしょうよ」

由美の成績は、学年でも、底辺。
ギリギリ最下位を免れている様なレベルでしかない。

「ほれ」

ポン、と机に、ノートが一冊、投げられた。

「は?写していいの?」

「別に良いよ」

そして、彼は、また、ゲームをし始める。