次の日、目が覚めたのは昼過ぎだった。



朝から聖夜に怒鳴られる。



「美莉、寝過ぎ。起きて買い物行かないと、圭吾君たち今日来ることになったからね。」



「いつ、圭吾君と連絡とったの。」



食事に誘ったのは、昨日だし。



「さっき携帯にかかって来た。圭吾君休みもらって、彼女迎えにいってる。」



圭吾君中々やるね。



「のんびりしてる場合じゃないぞ。」



「いい眺めだな。」



しまった。



何も身に付けてなかった事を、すっかり忘れていた。



「愛し合ったあと、気持ち良さそうに寝たからな。」



もう、それ以上言わなくていいです。



それより、着替えてたいので、寝室からでていってほしい。



「着替えるから、聖夜出ていってよ。」



「今さら何言ってんの。全部みたのに。」



笑いながら近づく聖夜。



「美莉の下着を洗ってるの俺だからね。」



聖夜はそういいながら、引き出しから下着を出し私に渡した。



聖夜のバカ。



恥ずかしいよ。



「恥ずかしいのか。」



ニヤニヤする聖夜に、思わず下着を投げつけてしまった。



「いらないの。」



もう聖夜の意地悪。



「聖夜、ごめんなさい。」



どうしてこうなってしまうのか。



「美莉は俺には勝てないの。」



分かってるけど、悔しくてたまらない。



だけど、下着いらないとはいえないし、本当に聖夜には敵わないと思う。



年下の癖に、本当に生意気なんだから。


本当に12才も年下なのかと思う。