聖夜を信じたいと思う。


私の素直な気持ち。


「こうして抱き合うと暖かいんだな。美莉のドキドキが伝わる。」



聖夜のドキドキを感じた。



「聖夜に会えて良かった。聖夜に会わなかったら、今でも引き込もってたと思う。仕事もしてないで、私が掃除や洗濯をするなんて、考えられなかった。」


兄と姉が知ったら、腰を抜かすかも。


両親はこの汚い部屋に入った事がない。


そう言えば、母は一度も来てなかった。


こんな干物生活するような娘に育てたのは、自分がいけなかったといつも嘆いてたし。



もっと、親孝行もしなきゃ。



聖夜が私をこんな気持ちにしてくれたんだと思う。



聖夜から、離れられなくなったらどうしよう。



恋愛に必死になり過ぎると、自分が見えなくなるから。


聖夜はそんな私から、離れたくなるかも知れない。


恋愛って、本当に難しい。



聖夜に心を読まれてしまった。



「美莉はバカだろ。俺はこの先どんな事が起きても、美莉から離れたりしない。俺が美莉をどんなに好きかって、分からせてやるよ。」



「美莉は何も分かってない。」



ごめんなさい。



信じてない訳ではないけど、どうしても不安になる。



「美莉がほしい。我慢の限界。」



聖夜が私を見つめて、何回もキスを繰り返す。



「美莉、愛してる。」



「私も。」



聖夜に抱かれたいと心から思えた。



「美莉、綺麗だよ。」



熱いキスを繰返しながら、お互いを求め合う。


愛し合うって、こう言うことことなんだね。


熱い体を聖夜に優しく抱かれ、涙が溢れた。


幸せ過ぎて怖い。


どうか、この幸せが永遠に続きますように。