聖夜のため息は癖なのか。



「俺が嫌なの。綺麗好きだからこんな汚い部屋あり得ない。洗濯いつからしてない訳。」



「姉さんが二週間来てないから、そのくらいは多分洗濯してないと思う。」



「美莉、下着毎日変えてるのか。 」



「変えてるわよ。パンツは50枚ブラは30枚あるから大丈夫。」



て、何でこんな質問に答えてるのだろ。



聖夜がお腹かかえて笑ってる。



「今日から俺が美莉を女に目覚めさせてやる。女らしくなるように教え込んでやるさ。」



聖夜、結構ですから。



このグータラ生活をかなり気にいってますから、心配はいりません。



「聖夜、これ以上私に構わないでほしい。この生活かなり気にいってるから、心配はご無用です。」



そんなに睨まなくで下さい。


「こんな汚い部屋に、男連れ込む事も出来ないぞ。好きな男が出来た時困るだろ。」



「男はもういい。好きにならない自信があるし、大丈夫。」



聖夜が又大きなため息ついた。



いったい、何が言いたいの。



「俺が通うのに困るから綺麗にしたいんだよ。他の男の為なんかじゃない。」



聖夜、頭大丈夫。



聖夜が私の部屋に通う意味は何なの。



彼女でもない女の部屋に、どうして通うのよ。



本当に意味の分からないことばかり言うね。


12才年下男の癖に、本当に生意気なんだから。



「俺は美莉が好きなんだけどな。」



今、なんていった?



声が小さくて聞こえなかったけど、何となく理解出来た。



このまま、聞こえなかった事にしておこう。


今の関係が一番。



この関係を壊したくなかった。



だから、聖夜、ごめんね。