183ある聖夜にはどんなに背伸びをしても届かない。


ベットの中で背伸びしてみた。


「美莉は本当に小さいな。」



バカにされた。


30cmも違う事が悔しい。


でも、年は12才上。


これって、自慢出来ることなのか。


聖夜は12才年上は全く気にならない言うけど。


10年後、聖夜は28才で、私は40才。


この差は永遠に縮まらない。


本当に大丈夫。


その事を言うと、聖夜はゲラゲラ笑う。


「大丈夫だよ。美莉の成長はとまってるから。」


え、身長の事だよね。


「違うよ。40才になっても美莉は今のまま可愛いから。」


はぁ、何、その自信。



40才は確実におばさん進行形。


でも、止めた。


聖夜がそれで構わないと言うなら。


おばさんになるのも怖くない。


「聖夜、好き。」


「美莉の期待には答えないとな。」


無理、無理、寝かせて下さい。


次の朝、腰痛で起きられず。


腰をさすりながら、コンビニへ向かった。



聖夜のバカ。


いたたた。