必死に聖夜に説明すると、親父にコンビニの仕事が出来るのかと怒り出した。


聖夜のお父さんは、美容室にもレジがあるし、週一で警備をする意味なら何とかなるだろうと。


「おまえの大切な美莉ちゃんに何かあったら、困るだろ。」


聖夜はそのことばに負けて。


聖夜のお父さんがコンビニまで働く事を許してくれた。


本当に良かったと思う。


聖夜のお父さんは中学生の子供のお菓子をたくさんの買って、帰っていった。


ずっとご機嫌斜めの聖夜を、どう慰めたら良いものか。


はぁー。


ついため息が出た。


「何、ため息ついてるんだよ。俺がため息つきたいよに。」


何をいってるの。


聖夜に振り回されたくないのに。


私は聖夜に甘いから、今日は私が夕食作ろうかなと言えば。


まだ、死にたくないと。


カレーぐらいできると思うんだけど?


でも、カレーを作った事がなかった。


仕事も22時迄だから、残りのお弁当でいいか。