どうして、聖夜がイライラしてるのよ。



「美莉もういいから、二人の問題は二人で解決しろよ。」



やっぱ、聖夜はいい男。



「真弥さんの事思って美莉が言ってるのに、これじゃ美莉が可哀想。彼女が好きなら抱き締めてやれよ。」



聖夜のそう言う所が、凄く好き。



「美莉おいで。俺と美莉の大事な時間を邪魔しないでくれるかな。」



ちょっと、聖夜何をする気なの。



聖夜に、無理矢理寝室に連れて行かれた。



「聖夜、二人だけにして大丈夫。」



「大丈夫だと思うよ。今頃、仲直りのキスしてるんじゃない。」



寝室のドアを少し開けて見ると。



「ごめんね。圭吾別れたくない。」



「俺も 。」



二人は抱き合ってキスしていた。



「美莉、俺たちもキスしようか。」



人のキスシーンを見るのは初めてで、ドキドキした。



私から聖夜を誘う。



「今日の美莉は、なんか積極的だな。」



だって、キスしたくなってしまったんだもの。



聖夜の意地悪。



「聖夜、キスしよ。」



私から聖夜の唇を塞いだ。



自分からキスするだなんて、あり得ない。



聖夜といると、自分が押さえられなくなる。


もう、駄目、聖夜が好き過ぎて、おかしくなりそう。



聖夜の感じる顔が色っぽくて好き。



なんて思う、私はおっさんみたい。