旧校舎、秘密の教室でキミを待ってる

「……ん?」


思わず聞き返すと、美羽はハッとして照れたような表情で頬をかいた


「あ……えっとね、幾也くん サッカーなんだって。…へへ、実は私の……」


「えっ。そうなの……!?」


幾也くん、とはこのクラスで明るくてみんなの中心人物にいるそれはもうイケメンの夜野幾也(ヤノ イクヤ)くん。


美羽が続きを止めても私はその意味が伝わった。
そっかぁ、美羽は幾也くんのことが好きなのか


美羽はとっても可愛くて、この学年の男子ならみんな毎回目で追っちゃうと言ってもいい。


女子でさえも「美羽は美少女」とか言うぐらいだし、幾也くんもいろんな人からモテてるぐらいだからお似合いだと思うけどな。


「そっか、なら応援 しに行かなきゃね!」


「うんっ…!!ふふっ、幾也くん きっとめっちゃかっこいいんだろうなぁ」


なんて少し上を見てうっとりとした表情をうかべる美羽は 本当に恋する乙女そのもの。


恋する、って どんな感じなんだろう。


きっとすごく楽しいんだろうな