残りのカツサンドを食べる前に、将生は牛乳を飲み干してしまったらしく、新しくコーヒーを淹れ始めた。
俺も、将生から貰った少しのサンドウィッチでは足りずに、なにか食べるものをコンビニで買ってくることにした。
「じゃあ、ちょっと行ってくる」
「ああ」
将生に一言言うと、俺は大学の構内にあるコンビニに向かった。
もう暗いというのに、人は少なくない。
どこからか聞こえてくる、おそらくトランペットの音を聞き流しながら、何を買おうかと考えていた。
「あ、レオさん」
すると、トランペットの音に紛れて玲奈さんらしき人の声が聞こえてきて、横を見ると本当に彼女が立っていた。
「お腹空いたので、コンビニに行こうと思って。玲奈さんもですか?」
だいたい、財布を持ってふらついている学生はコンビニか学食のどちらかに行く。
玲奈さんも、その手に薄い桜色の財布を持っている。
「はい、練習の前に」
「じゃあ、そこまで一緒に行きましょうか」
「そうですね」
特に話すこともないままコンビニに着くと、俺たちは別れた。
俺も、将生から貰った少しのサンドウィッチでは足りずに、なにか食べるものをコンビニで買ってくることにした。
「じゃあ、ちょっと行ってくる」
「ああ」
将生に一言言うと、俺は大学の構内にあるコンビニに向かった。
もう暗いというのに、人は少なくない。
どこからか聞こえてくる、おそらくトランペットの音を聞き流しながら、何を買おうかと考えていた。
「あ、レオさん」
すると、トランペットの音に紛れて玲奈さんらしき人の声が聞こえてきて、横を見ると本当に彼女が立っていた。
「お腹空いたので、コンビニに行こうと思って。玲奈さんもですか?」
だいたい、財布を持ってふらついている学生はコンビニか学食のどちらかに行く。
玲奈さんも、その手に薄い桜色の財布を持っている。
「はい、練習の前に」
「じゃあ、そこまで一緒に行きましょうか」
「そうですね」
特に話すこともないままコンビニに着くと、俺たちは別れた。



