アンティーク



「レオくん…………少し、話したいことがあるんですけど……」

誰よりもレオくんが好きだからこそ、自分のことをちゃんと話したいと思った。

「玲奈さん、この後時間ある? もしよければカフェで話さない?」

「うん、大丈夫です」











「お待たせ、寒かったでしょ?」

レオくんが着替えをする少しの間だけ外で待っていて、その間星の輝く空を見ていた。

「奇麗な星を見られたので」

レオくんは、私の言葉を聞くと空を見た。

「本当だ…………。じゃあ、行こうか」

横に並んで歩いていると、手と手がぶつかって触れ合う。

それに対して、私もレオくんも特に何も言うことはなかった。

言葉はないけれど、気まずくないこの時間が心地よい。

暫く歩くと、一軒のカフェが見えて来た。

「そこにしようか」

「はい」

中に入ると、コーヒーの匂いがそのカフェ中に広がっていて、それは香ばしい匂いだった。

「ホットでいいよね?」

「あ、私自分で」

「いいのいいの。俺から誘ったんだし。先に、座ってて」

「ありがとうございます」

レオくんに言われた通り、私は空いている席を見付けて椅子に座る。

すると、すぐに2つのコーヒーカップを持ったレオくんも向かいの椅子に座った。