「いらっしゃいませ」
「こんにちは」
彼女はあれから何度か店に足を運んでいた。
今日は、この前に見た時よりも、少し薄着になった彼女がそこにはいる。
白地に大柄のピンク色の花が咲いているのワンピースが、彼女によく似合う。
そしてそのワンピースからは彼女の細い腕が見えて、その細い腕でどうやって楽器を弾くのだろうという疑問が浮かんでくる。
なんとなく見ていたその腕だけれど、見ていると段々と恥ずかしくなってきて、俺はそれから視線を外した。
そんな彼女は、今日は迷わずにオルゴールのコーナーへと歩いていった。
「あの」
なるべく彼女の方を見ないように、他のアンティークを見てぼーっとしていると、彼女は話しかけてきた。
「どうしましたか」
「恋人へのプレゼント、どっちがいいと思いますか?」
恋人、というワードの入ったフレーズを幸せそうな顔をして話す彼女は、いつもよりも生き生きして見えた。
もし、俺が恋人からアンティークのオルゴールを貰ったら、それは最高の宝物になるだろう。
部屋の一番安全なところに、それはもう壊れないようにそっと飾るだろう。
「こんにちは」
彼女はあれから何度か店に足を運んでいた。
今日は、この前に見た時よりも、少し薄着になった彼女がそこにはいる。
白地に大柄のピンク色の花が咲いているのワンピースが、彼女によく似合う。
そしてそのワンピースからは彼女の細い腕が見えて、その細い腕でどうやって楽器を弾くのだろうという疑問が浮かんでくる。
なんとなく見ていたその腕だけれど、見ていると段々と恥ずかしくなってきて、俺はそれから視線を外した。
そんな彼女は、今日は迷わずにオルゴールのコーナーへと歩いていった。
「あの」
なるべく彼女の方を見ないように、他のアンティークを見てぼーっとしていると、彼女は話しかけてきた。
「どうしましたか」
「恋人へのプレゼント、どっちがいいと思いますか?」
恋人、というワードの入ったフレーズを幸せそうな顔をして話す彼女は、いつもよりも生き生きして見えた。
もし、俺が恋人からアンティークのオルゴールを貰ったら、それは最高の宝物になるだろう。
部屋の一番安全なところに、それはもう壊れないようにそっと飾るだろう。



