小学校はみんな優しかった。
急に障がいを持った私に優しく接してくれた子がほとんどだった。でも、中学に入ると何もかも変わった。私は知的障害を持っているわけではなかったから普通の中学に入った。体育なんかは出来ないけど、普通の授業は受けれるし、小学校と同じようになる、大丈夫だと思っていた、思っていたんだ。
そんな考えは甘かったのかもしれない。中学に入ると話したことない子がほとんどのクラス。最初はみんな離れていくところから始まった。普通に考えれば車椅子に乗った子は話しづらいのは仕方ないかもしれない。なので、私から声をかけてみることにした。
「おはようございます!私、桜小学校出身の川端飛鳥!よろしくね!」前の席の女の子に話しかけてみた。その子は「あー・・・」と言ってそのまま違う席の子の所に行ってしまった。まぁ、仕方ないと思い、笑顔で色んな子に挨拶した。一週間くらいたってもなかなか友達はできず、同じ小学校の子達とはクラスは離れていたため、少し心寂しかったがこれからだと言い聞かせて私なりに頑張ってみた。そんなある日、クラスで私がいるのに、前の席の女の子が「え、ってか障がい者ってwww移るからやめてって感じ?なんで普通学校来てるの?w」と大声で言い始めた。
この時、私は初めて社会の厳しさという現実を突きつけられた