キスの条件【短編】


そして私の方を見てくる。



何、何で?



どうして高松くんが、放課後以外で話しかけてくるの…?




「植野さん、辛いなら俺と一緒に保健室行こ?」




高松くんが少し首を傾けながら、無邪気な笑顔を浮かべている。



…これ、絶対にかっこいいってこと、分かってやってる。




「え、え?…高松くんと縁ちゃんて、友達だったの?」



「断じて違うよ!」




私は、友達とか、キスするだけの関係じゃなくて、もっとこう……恋人みたいな関係になりたい。



だから友達とか、悲しくなるから否定することは許してほしい。