キスの条件【短編】


「さっきよりも真っ赤だね。じゃ、植野さんは一応1時間くらい寝てから来てよ。さすがにそんな顔してちゃ、クラスのみんなに疑われるからね」



「…うん」




もういいや。



何も考えないのが一番いい。



うん、そうしよう。




「じゃね、植野さん。それと、朝から体調悪かったのは本当でしょ。熱出てるから、お大事に」



「ーーっ!」




高松くんは私の頭を毛布越しに撫でてから、保健室を出て行った。




「…気づかれて、たんだ…」




周りのみんなに心配かけちゃうから、元気に振る舞ってたんだけど…。