キスの条件【短編】


そして私は高松くんに手を引かれながら教室を出て、優希ちゃんはそんな私に笑顔で手を振った。




「……ねえ高松くん」




しばらく廊下を無言で歩いた後、高松くんに話しかけた。




「…保健委員なんてウソでしょ?いきなりどうしたの?」



「あれ?植野さん俺が保健委員じゃないこと知ってたんだ、何で?」



「う、そ、それは…」




好きな人のことだもん、そのくらい知ってるよ!



………なんて言えないし…。




「た、たまたま?」



「ふーん……あ、着いたっぽい」




ーーガララ