「ん……んあ……んう……ふ、う……」




ぷはあっ。



彼の唇が離れた瞬間、私は酸素を求めて口を開いた。



そして息が整うと、目の前にある彼の顔をキッと睨みつける。



…イケメンなのが憎たらしい。




「何?植野さん」




こんな時まで余裕ですか。




「…いい加減、やめた方がいいと思うの、こんな関係」



「…ふーん、で?」



「で?、って…」



「やめたいの?俺らの関係」



「…やめ、たいよ…」