ずるい。


「う、ん…」

「自然消滅の彼氏のことはどうするの?」

「怖がらないで、ちゃんとLINE送って、電話もして、どうにか別れる。藤原さんがいてくれるなら、自然消滅なんでふわふわしたことだめだよね。」

「うん、その方が俺も嬉しい。」

と、肩に藤原さんがもたれた。

「順番、逆にさせてごめんね。」

とまた謝る彼。

「ねぇ、さっきから何回謝るの?これ以上謝ったら、怒っていい?」