「あ、そうだったの?山下にも悪いことしたなぁ。心配してくれてありがとね。」 改めて周りの人の優しさを感じる。 「いや、大したことはできないけどさ。」 今回のお店も一品料理の美味しい店だった。 卓に並んだ肴と酒がすいすいと進んでゆく。 程よく満たされたところで、二軒目はどうしよっかと言いながら店を後にした。