「雫が幸せなら相手の男、誰でもいいと思うんだけどさ、そうやって、雫にいろんな事我慢させるようなら、そいつじゃダメだなって思うよな、俺は。」 灰皿の中に灰がこぼれる。 「だから、私も、別れたことにしてしまおうかなってちょっと思ってる。一応、連絡が来た時にごちゃごちゃするの嫌だから、彼氏はまだもう少し作らない。けど、例えば男の子と遊びに行く、とか、口説かれてみる、みたいなのは解禁しよっかなって。」