ずるい。


同じ中学の子が少ない高校生活では、楽しく過ごしていたけれど、社会人になり一年経った頃、
年の離れたいとこに犯されかけた。

相手は自分よりも一回りほど離れた、兄のように慕っていたいとこだった。
夜中のみんなが寝静まった頃、睡魔に身を委ねかけた私に覆い被さった。
その時にはなんとか逃げ切れたものの、あの頃の血の気が引いた感覚は今でも忘れられない。