「本当大丈夫なの?」

…なんとまぁ、目敏いんだろう。

「大丈夫、大丈夫。死にゃしないよ。」

ヘラリと笑ってあしらった。

「とりあえず今日は美味しいもん食べいこ。
太らせて帰すわ。」

なんて、彼は、私の背中をポンと叩いて歩き出した。

「今日さ、前に行ってみたいって話してた店、予約しといたんだ。混むじゃん?あそこ。」

「わー!ありがと!めっちゃ嬉しい!」