蜂蜜のような君に、恋をした




「…」

「…」


電車に乗ったはいいものの、無言が続く

先に入った先輩はドア近くの席に座った
私も流れで人席空けて隣に座ってみる


「…」

「…」


あまり気まずい雰囲気にはしたくないけど、何を話したらいいかわからない

人見知りではないのだけど、先輩は例外だ
本当に今日どうしちゃったんだろう
推しの存在ってここまで人を変えるの?


チラッとバレないように先輩を見ると携帯をいじっている所だった


いつもなら携帯を触りながら音楽を聴く所だけど先輩を目の前にしてそんなことは出来ない