お助け部ッ☆





「そ、そんなの不正だー!」

「放送を使っちゃダメだなんてルール、聞いてないけど?」




当たりの紙をタツに押しつけ、竜也はあたしの腕を引いた。




「姫香、行こ?あいつといると、バカになっちゃうよ?」




もともとだから大丈夫だろ、と呟いた仁を一発殴ってから、あたしと竜也はその場を去った。




『竜也、あの紙どーなんの?』

「テスト用紙とか、手紙の用紙に使い回されるよ」




エコな回答に、ちょっと安心した。




「アイツさ、バカだけど頭は切れんの。交流祭は始まったばっかだから、気ぃ抜いちゃダメだよ」

『う、うん…』




竜也の言葉に、不安ながらも頷いた。



頭が切れるったって、紙の中から紙を探せとか、面倒なことさせるだけでしょ?



あと、6つ。



殺されることはないだろうから、大丈夫!



だって、七不思議でしょ?



七不思議で人が死んでちゃあ、学校の怪談になっちゃうもん!!



怪談じゃないもん!不思議だもん!!



とか、わけのわからない納得をした。




「姫香は教室に戻って?今、一応授業中だし」

『え、竜也は?』

「まだやることがあるから。

…俺がいないと寂しい?」




そう言って、意地悪に笑う竜也に、




『べ、別に!?じゃーねっ!!』




強く言い切って、ずんずんと教室に向かった。



振り向かずに。



だから、気づかなかった。



彼が重いため息をついていたなんて。