お助け部ッ☆





『意味が、わからない』

「なんでだよ。簡単な話だろ?

当たりを教える交換条件として、俺の女になれって言ってんだよ?」



それだよ。そこなんだよ。


なんで交換条件が彼女なんだよ。



「…あ、淳の話、本当だったんだ?」



ボソッと。


今まで黙っていた仁が呟いた。



「あ、仁じゃん」

「おひさ〜」

「おひさ〜」



ヒラヒラ〜と手を振り合う2人。


竜也や神山さんだけじゃなくて、お助け部とも関わりがあったりするのかな。



「姫、狙ってんの?」

「欲しいな」



あたしを指差して、何かコソコソと話している。



「で?こんなめんどくせぇ七不思議にした理由は?姫が、超がつくめんどくさがりやだって、知らないの?」

「知ってるよ。だからめんどくさいのにしたんだろ?」

「…なんで?」

「めんどくさがりやを利用するんだろーが。

あえてめんどくさい事件を起こして、姫に俺を頼らせるの。

その交換条件に、彼女になれって言い続ける」

『ならないから!!』



ってか、その魂胆が相手にバレバレでいいのかって話じゃない?

聞いたからには頼らないよ、あたし。



「…失敗してるみたいだけど」



仁が苦笑いでそう言った。



「こんなことが、あと7回続くんだぞ?いつまで耐えられるか…」



そう言って、彼はニヤリと笑った。


た、確かに。


今ですら、あたしは彼に頼ろうとした。


そのうちその甘い誘惑に、うっかり乗ってしまいそう…



ピンポンパンポーン──…


突然、放送が入った。



「全校生徒の皆さんにお知らせです」

『大和先輩…?』



流れた声は、大和先輩のもの。



「ただいまより、生徒参加型のゲームを開催したいと思います」



その声に、遠くのほうで生徒たちのざわめきが聞こえた。



なんか、生徒参加型のゲームって、前にもあったよね。


あたしを捕まえろってやつ。


ホントに怖かったんだから!!