お助け部ッ☆





『あたしパス!』

「は?」



呆然とする仁をよそに、あたしは生徒会室を出ようと紙をかき分ける。



『こんっなめんどーなこと、やってられませ「バカ?」



ドアに手をかけたあたしの腕を掴んだ仁は、あたしの顔を真っ直ぐ見つめ、真剣そのものな顔で言う。


え、待って。そんな真剣にバカ?って聞かれたら、逆にどう返していいかわかんなくなる!



「お前が探さなきゃ誰が探すってんだよ!」

『え、そんな情熱的に言われても…絶対誰でもいいよね?』

「よくねーよ。お前じゃなきゃ…お前じゃなきゃダメなんだよ!」

『だからなんでそんな情熱的なんだよ!たかが紙でしょーが』

「たかが!?お前に紙の何がわかるんだよ!」

『お前こそ紙の何を知ってんだよ!もうわけわかんないしっ!!』

「お前、それでも生け贄か!?」

『好きで生け贄になったんじゃないっつの!!え、ってか何?これ生け贄の仕事なの?もしかして生け贄って、別名・雑用?』

「いや、パシリ」

『言い方変えただけじゃんっ!ってか嫌だよ、あたし!仮にもヒロインだよ!?』

「自分で仮にもって言ってる時点でお前は終わってんだよ」

『あれ、なんでだろう。仁が翔平に見えてきた!』



それから……


何を言ってもお前がやれ、の一点張りで譲ってくれない仁。


仕方なく、大量の紙の中から、たった一枚の当たりを探す、挫けたら負けの作業を開始した。