お助け部ッ☆




「莉央さん」

「なぁに?」




ソファーに座って100万をいかに手に入れるか悩んでる兄貴はとりあえずスルーして。



俺はずっと気になっていたことを聞いた。




「莉央さんは前例があるけど、俺と兄貴はないじゃないですか。なんでこのモデルに俺らが呼ばれたんですか?」




さっきも言ったけど。



こんな依頼、性に合わないし。


特に兄貴なんて、こんなことのために早起きさせられたら、暴れることくらい予想できたはずだ。


まぁ……“賞金”っていうストッパーが効いて、あんまり暴れなかったけど。


それに第一、女装キャラは莉央さんだけで十分じゃないの?




「ほんとはね、僕も嫌だったんだよ?」




嘘つけ!ノリノリのくせにっ!!




「でも3人だから、姫ちゃんとゆっきー誘っても1人足りないから…行くしかないでしょー?」