お助け部ッ☆





「そーよぉ♪あたしが創ったの」




ってわけで理事長室。




久々登場、みっちぃことあたしの叔母。




『何故に!?あたしが補習組、免れるとでも!?』

「あぁ、安心して。そんな期待してないから」

『それはそれで悲しッ!!』



そんなアッサリ言わないでッ!!




「お助け部はね、学校でも特別扱いなのよ」

『へ?』




みっちぃは剥げかけた赤いマニキュアを塗り直しながら話し始めた。


つか理事長。
そんなケバくていいのか?
誰もつっこまないわけ??




「まず寮。8LDKとゆー反則の広さでしょ。そこに学年も…姫香入ったから、性別も関係なく住んでる。
あそこは特別寮」




そんな名前ついてたんだ、あっこ。もはやお助け部のシェアハウス化してんもんなぁ……




「んでもって、出席日数。
依頼とかで早退、遅刻、欠席って場合はノーカウント」




おぉ!ってことは出席日数足りなくて留年ってことにはならないんだ。




「あと門限。
うち完全寮制じゃない?一応門限8時なのよ。
お助け部はお泊まりもオッケー。ただし、連絡必須ね」




ほぉ…
もしかして…


色々とラッキー??




「あ、もちろん特別なのはいいことだけじゃないのよ?」




また読心術!?
みっちぃも翔平一族!?


って…いいことばっかじゃない、と?




「テスト、補習組入ったら普通の生徒より倍以上の補習」

『えぇ!?』

「あと、学校行事とか他校交流とか。リーダーグループとして取り仕切ってもらう」

『めんどくさッ!!』

「もちろん生徒会活動もね」




あぁ…翼先輩が生徒会長になるきっかけか、コレ。




「ま、あと細々したことがいくつかあるけど、具体的なのはそんぐらいね」




手をパタパタさせて乾燥を急ぐみっちぃ。