そんな中、 “時間薬って本当にあるのかなぁ・・” 高島が呟いたこの一言。 時間薬の存在を信じて スキだと言ってくれた俺のことを 時が経つとともに 忘れようとしてくれるのだろうか? それとも 時間が経っても忘れられないかもという 自分自身に対しての嘆きなんだろうか? 自問しても出てこない答えのせいで 高島の呟きにちゃんと受け答えしてやることができないまま 俺達は4月の新年度を迎えた。