「そんな声を聞かされたら、煽っているとしか思えない」

慎也の余裕のない声を聞いて、胸かきゅんとなる。

「好きだよ、玲緒奈の全てが」

その言葉に、慎也の首に手を回して、耳元で「好き」と呟く。

「ああ・・・もう、反則だろ」

「はんそ・・くっ・・・って?」

「可愛すぎる」

そう言って、再び口づける。

「ん・・・ん、くっぅん」

舌と舌が絡みあう、そうして、
しばらくお互いの存在を確かめ合っていた。

「やっと・・・好きって言ってくれた」

本当に喜んでくれている慎也に、
胸が熱くなり、言えて良かったと心から思う。

3か月前の私とは違う、変えてくれたのは、あなた・・・・

その後は、容赦なく翻弄する慎也に、何も考えられなくなり、
快感の波にとらわれていった。