料理を食べ終えた後、

「じゃあ」

と言って、ホテルのバーへ行く事に。

慎也は車なので心配したのだが、めんどくさいので、
そのままホテルに泊まるので問題ないと言う事だった。

もう一度車に乗り込み、
どくどく自分の心臓が言っているのを感じる。

私はバカなのかもしれない。

気が合って、仕事もできて、外見も良くて、
なのに私を好きって言ってくれている人を振ろうとしている。

まだ自覚はないけど、慎也の事は好きになれそうと、
そんな予感はしている。

後悔するかもしれない。

でも・・・

何度も考えた、でも・・・

でものまま出口はない、そうしているうちに、ホテルのバーに着いてしまった。