青春は本命に~バンギャル日記~

運命だったのかもしれない。
すぐに自分の居場所はここだと気づいた。



高い鼻に、大きな涙袋、シャープなフェイスライン、誰が見ても「綺麗、かっこいい」と思うようなボーカル。

愛らしいくりくりとした目に、柔らかそうな頬、思わず抱きしめたくなるような愛嬌のあるギタリスト。

スッとした鼻筋、ピアスがたくさん空いているけど、演奏中はかわいらしい笑顔を見せるもう一人のギタリスト。

まっ白で柔らかな肌に、華奢な肩、モデルのようなスタイルのどこか女の子らしいベーシスト。

激しめのルックスだが優しい目をした楽しそうにドラムを叩くドラマー。

5人のメンバーは私が今までに見た人間の中で、誰よりも輝いて見えた。


美しいボーカルは綺麗な顔を歪めることを恐れず、歌詞に合わせて悲しみ、怒り、怨み・・・すべての感情を表現していた。

愛嬌のあるギタリストはギターを弾いているのにまるで歌っているかのように目線でメッセージを伝えていた。

かわいらしい笑顔のギタリストは身長は小柄だが、それを忘れさせるほど体を大きく使い、かっこよく、楽しそうにギターを弾いていた。

華奢なベーシストは細長い手脚を生かして、しなやかに、繊細にベースを弾く。女の子らしさを忘れるほど激しく動き、音楽を体現していた。

優しい目のドラマーは曲調に合わせ、激しくも優しくも叩き分けていた。メンバーを導くドラムという役割を丁寧に担っていた。